昔から、「冷えは万病の元」と、」言われていますが、ご存知でしょうか?
昔の方は、現代のように溢れる情報の中から自分に合った情報を探し求めるのではなく、ただ経験を家族やご近所、友達、親戚と教え合い、情報をより確かなものに培ってきたと言えるでしょう。
ですから、体を冷やすことが、どれほど体に災いを起こすかも十分わかっていたようです。
医学の未発達の時代の人々の経験と知恵を、私たちも大事に育てていかなければ先人に対して失礼と言うものです。
体が冷えると、頭が痛くなったり、腰が痛くなったり、胃の具合が悪い、眠れないなどの症状が現われてきます。
このような全ての原因は、血管が縮んだことによるものです。
つまり、血液の流れが悪くなったことで、体の隅々まで栄養や酸素が行き渡らないために起きてしまうのです。
子宮筋腫と血流
子宮筋腫についても同じことが言えるでしょう。
子宮筋腫の種は、女性として生まれた時から子宮に存在し、女性ホルモンのエストロゲンの影響も受けながら鳴りを潜めていたと言うことでしょう。
それが、体を冷やし始めた辺りから筋腫は成長を始めたとも言えるのです。
例えば、体温の低下が癌の発生に関わっていると言われていますから、同じように捉えても構わないのではないでしょうか。
それだけ体が冷えることは、様々な病気の根源とも言えるのです。
子宮筋腫が成長する原因は、やはり冷えによる血液循環の悪化によるものでしょう。
流れの速い川に淀みはありませんが、流れが滞ったドブ川ではゴミが溜まり、悪臭を発することもあります。
人間の血液も滞ってしまうと体に不調が生じ、病気が起こる可能性が高まると言えるでしょう。
血流を悪くする原因は冷えですが、生活習慣が血流を悪くしていることもあります。
血流を悪くする生活習慣
血流を悪くしている原因は、不健康な生活習慣を続けているからです。
運動不足や喫煙、アルコールの飲み過ぎなどは不健康の代名詞のようなものですが、食生活では塩分の摂り過ぎや高カロリー、高脂肪の食べ物を無意識に摂ることで、血管にコレステロールが溜まってしまい、血流が悪くなってしまいます。
またストレスを受ける生活では血管が収縮して血流が悪くなるばかりか、うつ病を発症する恐れさえあります。
このように血流が滞ってしまうと、体の至る所に病気に関わる症状が現われてきます。
子宮筋腫の改善
これまで記してきました通り、冷えは体に様々な悪影響を及ぼしますから、血液が滞らないようにすることで、子宮筋腫も改善されていくと考えられます。
そのためには、冷えを改善する必要があります。
冷えの改善
子宮筋腫を改善するためには、子宮のある腰回りを温め、血液の流れが良くなるようにします。
普段は靴下を重ねて履いて、足からの冷えを防ぐようにしますが、充分温まらない時には足湯をするのも良いでしょう。また、湯たんぽや腹巻を使って腰回りを温めるようにします。
入浴は、半身浴にすることで温かい状態が長く続きますから、血流は良くなります。
また、食べ物にも体を温める効果のあるものや冷やす効果のあるものがあります。
南国の食べ物は概ね、体を冷やす効果があり、寒い地域の食べ物は、体を温める効果があるようです。
ですから、夏の季節であっても体を冷やす食べ物は摂らない方が賢明と言えそうです。
まとめ
子宮筋腫はエストロゲンの影響下にあるようです。しかし、冷えが筋腫の成長に関わっていると見られますから、極力体を温めることに徹した方が子宮筋腫の成長を抑えられ、延いては解消するための良い方法と考えます。