子宮筋腫は閉経後に小さくなっていく傾向がありますから、筋腫を持っておられる更年期の方は、少なからず摘出手術の心配からは解放されつつあるようにも思えます。
筋腫が大きい時には、他の臓器を圧迫して起こる腰痛や下腹部痛、頻尿、便秘などに悩まされ続けていたでしょうが、小さくなればこのような症状も消えつつある状況に安堵しているのではないでしょうか?
しかし、閉経したにも関わらず子宮筋腫が新たに出来てしまった、あるいは大きくなった場合は、お腹の中の筋腫は良性の腫瘍ではない可能性が出てきます。
稀ながら良性の子宮筋腫とは全く異なった悪性腫瘍の子宮肉腫や子宮ガンの可能性があります。
お腹に筋腫があるのに、さらに筋腫が出てきたりした場合は、慎重な検査が必要になります。
それでも子宮筋腫の摘出手術をして、初めて悪性腫瘍や子宮ガンと判ることがありますから、子宮筋腫を簡単に良性と判定することは難しいところでもあります。
更年期障害と症状
更年期の閉経が子宮筋腫に与える影響としては、筋腫を小さくするという長所がありますが、一般的に言って様々な更年期障害に悩まされている方が沢山おられるのが現実です。
更年期を迎える女性は、女性ホルモン(エストロゲン)が減少することによりホルモンバランスが崩れ、イライラ感や抑うつ感、ほてり、動悸、といった様々な症状が現れてきます。
個人差もありますが、毎日の生活が適切に送れない場合は病院での診察が必要かも知れません。
アロマで更年期障害を改善?
更年期障害をアロマで改善できると言いますから、アロマの持つリラックス効果を試してみてはいかがでしょう。
特に「イライラ感」や「抑うつ感」などの精神的な症状の緩和に効果が現れると言います。
更年期障害に有効なアロマオイル
アロマテラピーに用いられるエッセンシャルオイル(精油)には、様々な種類がありますから、ご自分の不調に合わせて使うと良いでしょう。
更年期障害は女性ホルモンの減少によるホルモンバランスの崩れから来ますから、エッセンシャルオイルを選ぶ場合は女性ホルモンと同様の働きのあるものを選ぶようにします。
● ゼラニウム
・バラのような香りで更年期障害や生理痛、PMS(月経前症候群)、むくみに効果がある。
● クラリセージ
・甘い香りで更年期障害や精神的緊張を緩和する。
● イランイラン
・フローラル系の香りが更年期障害や生理痛、PMS(月経前症候群)、ストレスを緩和する。
● サイプレス
・森の香りが更年期障害や生理不順やPMS(月経前症候群)、イライラ感を緩和する。
● ジャスミン
フローラルな香りで生理痛やPMS(月経前症候群)に効果がある。
● セージ(サルビア)
・薬草の香りのするサルビアは更年期障害や生理不順に効果がある。
エッセンシャルオイルを浴槽に数滴たらし使用するアロマバスやティッシュペーパーに数滴たらして持ち歩く方法はおすすめの使用法です。
また使い方により、エッセンシャルオイルはトラブルの元になりますから、・・・
・肌に直接付けない!
・飲まない!
・目に入れない!
・幼児に使わせない!
・・・ようにして下さい。
以上、更年期障害に効果が期待できるエッセンシャルオイルを挙げましたが、ご自分の好きな香りを使用するのが一番なのは言うまでもありません。