現代人を取り巻くストレスは、うつ病を始めとして様々な病気の原因になっております。
そして、このストレスが女性ホルモンのバランスを崩すことから、女性特有の病気である子宮筋腫に深く関わっているとも言われております。
また、子宮筋腫が見つかった場合には、先行きの不安から更にストレスを感じてしまい、子宮筋腫を悪化させてしまうことも懸念されます。
子宮筋腫とストレス
何一つトラブルのない生活をしていたとしても、ある日を境にトラブルが起きたり、気がかりなことが生じたりしてストレスが溜まってしまうこともあります。
ストレスの原因は仕事上のトラブルであったり、人間関係であったり、引っ越しであったり、転職であったり、結婚だったりと様々で、本人の心に重く覆いかぶさることでストレスは生じてきます。
そして、ホルモンのバランスが崩れると共に体の調子も悪くなってしまいます。
ですから、何らかのストレスが知らず知らずに蓄積し、体調不良ということで婦人科を訪ねて検査を受けたところ、子宮筋腫が見つかった、ということもあるようです。
エストロゲンと子宮筋腫
女性ホルモンにはエストロゲンとプロゲステロンがありますが、ストレスなどでプロゲステロンが減少するとエストロゲンは多くなるというバランスの崩れを生じてしまい
ます。
エストロゲンが多くなると子宮筋腫も大きくなる、と言われている結果が当然のように起きてきます。
喫煙と子宮筋腫
健康のため、タバコを吸う方が激減しておりますが、それでも吸い続けている方は男女ともまだまだ沢山おられます。
それでも女性の喫煙は、タバコに含まれるニコチンがエストロゲンの分泌を抑える働きがあり、子宮筋腫を発生させないようにしているとも言われております。
ですから、タバコを吸わない方の方が筋腫を抱える割合が高いと言えそうです。
しかし、タバコの健康被害は相当ひどいもので、肺がんをはじめとする呼吸器系、循環器系、脳血管系、消化器系、その他のあらゆる疾患の要因にもなっています。
タバコがストレス解消に役立ち、延いてはエストロゲンを抑え、子宮筋腫を抑える効果があるとは思いますが、健康を害して命を縮めてしまっては元も子もないと考えますが・・・
子宮筋腫の予防目的での喫煙は、「百害あって一利なし」と考えた方が得策ではないでしょうか。
ストレスも喫煙と同様、様々な病気の要因になりますから、ストレスを溜めないように、解消するようにしてください。
なお、ストレス解消には「朝日を浴びる」、「のんびり入浴する」、「ぐっすり眠る」、そして、ウォーキングなどの「運動をする」のが良いでしょう。
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