腰痛で苦しまれている方は4人に1人と言われております。
日本の人口から推測しますと、約2800万人が「腰痛持ち」と言うことになります。
ですから、街の至る所に鍼灸院や整体があり、チョット離れた所には整形外科があり、腰痛に苦しむ方々を待っているようです。
そして、書店では「腰痛を改善する」本が、常に売れ筋の上位を占めていると伝えられています。
男女とも腰痛に苦しむ方はおりますが、4割ほどが40代~60代の方になります。さらに男女の比率を見ますと4:6となり、女性の方が多く腰痛に苦しんでいるようです。
女性の場合は男性より筋力が弱いと言うこともありますが、妊娠、出産と胎児がお腹にいる期間が長くなりますから、腰への負担が男性より多くなることも腰痛を発症させる原因と言って良いのではないでしょうか?
しかし、女性はこれだけで腰痛を発症させているのではないようです。
最近、女性に多発している子宮筋腫が原因でも、腰痛に苦しめられています。
子宮筋腫と症状
子宮筋腫は良性の腫瘍で、「痛む!」などの症状を感じる方も比較的少ないと言われておりますから、お腹に子宮筋腫があったとしても、筋腫の存在を知らないままエストロゲンの分泌が終了する更年期を迎える方もおります。
自分のお腹に、子宮筋腫の存在を知らないで毎日を過ごす幸運な女性はおりますが、様々な症状に苦しめられている方もおります。
その症状の一つが腰痛です。
子宮筋腫と腰痛
子宮筋腫が大きくなってきたり、筋腫の数が多くなってきた時には、お腹に占める筋腫の割合が大きくなってしまいます。
このような状態になるとお腹にある臓器を圧迫してしまいます。そして、骨盤神経などの神経を刺激し、腰に痛みを感じてしまいます。
さらに、腰椎の間にある椎間板が突き出すこともあり、神経が圧迫されることもありますから、足にしびれを生じることもあると言うことです。
このように女性は男性よりも腰痛になる確率が高い、と言うことも納得できると思います。
また、更年期前、閉経前の女性で、常に腰痛やしびれなどの症状が現れている状況下では、子宮筋腫を疑ってみる必要があるでしょう。
まとめ
女性の場合は男性と違って生理と言うものあり、毎月のように生理痛や腰痛に悩まされる方も少なくありませんから、生理時以外に腰痛や足にしびれを感じるようなことがある場合は、子宮筋腫を疑った方が良いでしょう。
子宮筋腫は摘出手術の他にも改善方法はいろいろありますから、生活に支障が生じている場合は医師に早めに相談してください。
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