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子宮筋腫で困っていらっしゃる方々のささやかな力になりたいと思います。
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子宮筋腫を放置した場合

子宮筋腫を放置したら
その大きさは数十キログラムにも成長する事もあります。
個人差により違いが有りますので一概には言えませんが
一気に成長する事はなく5年、10年、という時間が掛かります。


しかし、無制限に大きくなることはありません。

子宮筋腫が放置される事により
子宮肉腫(悪性腫瘍)に変化すると考えられていましたが
現在では否定され、全く別のものという事です。

子宮筋腫を何等手を打たない
放置していると時間とともに変性が起こります。
筋腫そのものが大きく成長したとしても、内部の隅々
まで栄養分である血液が行き渡りません。

これは筋腫内部の血管が少ないからです。

このために血液の届かなかった部分の細胞、
組織は栄養不足になり壊死してしまい
ます。
壊死した子宮筋腫の一部が硬くなり、
ガラスのようになる事を硝子化と言います。

この壊死や硝子化は二次性変化と呼ばれ、
他にも嚢胞化(のうほうか)、石灰化、
脂肪変性といった二次性変化もあります。


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子宮筋腫の不安

子宮筋腫の不安
成人女性の20~30%の方にあると言われる子宮筋腫。
女性なら誰でもこの不安は持っているものです。
特に顕著な症状もなく、痛みも伴わないために筋腫が
大分大きくなってから、
婦人科検診、妊娠時における検診で
見つかるケースが多いようですし、

子宮筋腫が見つかった時、目の前が真っ暗になった
という方も多いと思います。

つい最近までは子宮筋腫と言えば手術。
これしかありませんでした。

成人女性で手術をした事があるとい方の多くは
帝王切開か子宮筋腫の手術。

それくらい子宮筋腫と手術は切っても切れないくらいの
関係になっています。

「手術なんかしたくない!」
「お腹を切りたくない!」  
と言う方が殆んどと思います。
 
縦切り、横切り 切開方法においては 
「縦切りだと水着が着られなくなるから嫌!」
 
「横切りは傷が目立たないのでお勧め!」
という話が聞かれます。

しかし、
一番のお勧めは手術をしない事なのです。
「親から頂いた身体を傷つけたくない!」と
おっしゃる方も、
また、手術後の合併症、再発等を
苦慮している方もいらっしゃいます。

なにぶん、医療技術が如何に発達しても、
技術を使いこなすのは人間である以上、

100パーセント完璧はあり得ないと思ったほうが
良いでしょう。

子宮全摘手術および筋腫核出術のリスクについて

 ★子宮全摘手術リスク

      ○腹腔鏡下手術リスク

        膀胱損傷・・・・・・・・・・手術時に子宮頚部の前を覆っている膀胱を
                      子宮 から剥離する時に損傷する事がある。


        直腸・腸管・・・・・・・・・損傷直腸と子宮間のダグラス窩(だぐらすか)
                     が、子宮内膜症など直腸・腸管に癒着し、
                     ダグラス窩が塞がれ、
これを子宮から
                     剥離しなければならない。
                     この剥離時に 直腸・腸管が損傷する
                     事がある。

                     ダグラス窩(だぐらすか)とは子宮と直腸間
                     のくぼみの事。         

        尿管損傷・・・・・・・・・・附属器(卵巣・卵管)と尿管の走行する広靭帯が
                      癒着の処理切断時に損傷する事がある。                      

    
      ○膣式手術リスク
        筋腫以外の異常の発見が困難、および尿管の損傷があげられる。
        尿管損傷・・・・・・・・・・附属器(卵巣・卵管)と尿管の走行する広靭帯が
                      癒着の処理切断時に損傷する事がある。                      

      ○開腹手術リスク
        発熱手術後4日以降の発熱は感染症の疑いが有りますので、
        検査が必要です。

        傷が開く・・・・・・・・・・肥満、糖尿病の合併、栄養状態が悪かった
                     時などに起きる。

        腸閉塞・・・・・・・・・・・腸管の運動低下が原因で、ガスが溜まる事に
                     より起きる。

        腎不全・・・・・・・・・・・手術後、尿が非常に少なかったり、出なく
                     なる事がある時は腎不全が考えられる。


        ★筋腫核出術のリスク 

      ○子宮鏡下手術リスク
 
       感染症・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・子宮・附属器・腹腔内に感染が
                             起きる事。


       子宮腔内癒着・・・・・・・・・・・・・・・・子宮内膜の焼灼時・感染による
                          子宮内膜炎の発症等による子宮内腔の
                           癒着。

        
       子宮穿孔(子宮に穴が開くこと)・・子宮壁が手術時の電気メスにより穴が
                           開いてしまうこと。こういった場合は
                           すぐに開腹手術に切り替わります。        

       水中毒・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・手術時の子宮内部への液体注入に
                              おける合併症。
子宮鏡手術は
                              30分~1時間程ですが、
                              それが長時間の手術になった場合
                              などに、
 注入した液体により
                              体内の血液が薄まり、意識障害、
                              血圧の低下、悪心、嘔吐の

                              症状がおきることがある。
       貧血(鉄欠乏性貧血)・・・・・・・・・・・・貧血の進行に伴い、疲労感、
                              倦怠感、息切れ、頭痛、
                              めまい等の症状が現れる。

       
       肥満・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・手術中の呼吸維持が難しく、
                              また感染症、 静脈血栓、
                               腸閉塞等を起し易い。




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