子宮筋腫以外病気　卵巣腫瘍

卵巣腫瘍の一つに卵巣のう腫があります。

これは、卵巣にできる腫瘍で、９０%良性です。

良性腫瘍の総称を卵巣のう腫いいます。

卵巣の中に溜まった液体により、主な3種類に分けられます。

皮様のう腫、偽ムチンのう腫、しょう液性のう腫、この他に

10%は悪性の充実性腫瘍となります。

◎　皮様のう腫は、成熟期の女性に多く見られ、

ドロドロした液体と詰まっています。

この中には、毛髪、歯、骨などが混じっている場合もあります。

◎　偽ムチンのう腫は、更年期の女性に見受けられ

詰まっている液体は粘性があります。

◎　しょう液性のう腫は、10代から30代の若い女性に多いようで、

さらさらした液体が溜まっています。

◎　充実性腫瘍は、悪性の可能性が高い腫瘍です。

この腫瘍の代表が卵巣がんで、硬いコブのようになります。

治療方法としては、

手術になりますが、のう腫の大きさが6センチになったら摘出手術を行います。

手術には、病巣のみの摘出と卵巣を全て摘出とがあります。

卵巣は2個ありますので、腫瘍により1個摘出されても、もう一方の卵巣が

機能していれば、妊娠の可能性はあります。

卵巣の全摘出では、当然妊娠の可能性はなくなってしまいます。

子宮筋腫を予防するためには、どうすればよいと思っていますか。
まず食事に注意する必要があります。
食物には、
子宮筋腫を増大させるエストロゲンが多く含まれているからです。

肉や卵、乳製品などの動物性脂肪に多く含まれていますので、
動物性たんぱく質を摂り過ぎる事のないようにした方がいいでしょう。

魚などの魚介類、緑黄野菜をとるように心がけることが必要です。

体は冷やさないようにしましょう。
特に下半身を冷やさないでください。

食事以外では
運動を適度に行った方が良いでしょう。

運動することにより、血流が改善され新陳代謝が
活発になっていきます。

血液の流れが悪くなると、
体中に血液が行き渡らなくなります。

淀んだ血液には、様々なトラブルが生じます。

川の流れと同じように、
流れの悪いところでは、いろいろなゴミが集まります。

血液の中の溜まったゴミは、
運動することで改善することが出来ます。

血流が正常になることで、
様々なトラブルの予防にもなります。

子宮筋腫の薬物療法

ホルモン療法
最も多く使われるのは

「Ｇn-RHアナログ療法」という名の偽閉経療法です。

　いわゆる合成ホルモン剤治療で、女性ホルモンの

エストロゲンの分泌を抑制させる事により生理が止まり、
一時的に閉経に似た状態をつくります。
投与は一般的に点鼻薬と注射器により行われ、

これにより次第に筋腫が小さくなって行きますが、

投与が中止されると筋腫は元の状態に戻って行きます。
閉経の近い方や妊娠希望の方に向いておりますが
Ｇn-RHアナログは価格が高いと言う事も

考えなければなりません。
リスクとしては、

肝機能障害、うつ状態、動悸、そして体内

エストロゲン不足による骨粗しょう症があげられます。
対症療法
子宮筋腫の小さい方、症状の軽い方、妊娠中の方、更年期の方などに
適している療法と言えるでしょう。
この対症療法には鎮痛剤、鉄剤、止血剤などが使用されます。
薬物療法の効果は
一時的なものであり、子宮筋腫の症状を緩和するものの消滅する事はできない。