「女性多い疾患は?」と問えば、「乳がん」と「子宮筋腫」という回答が返ってくるのが現代です。
乳がんは悪性のガンですから、発見された場合は早急に治療手段が講じられますが、子宮筋腫に至っては良性の腫瘍ということもあって、命に関わらないということから放置されることが少なくありません。
それでも、医師は手術による摘出を勧めれいるのが現実のようです。
手術で筋腫を摘出する場合には、子供さんを望まれるか否かよっても処置法が変わってきます。
どんな病気であれ、手術をした場合にはメリットがありますが、後々出現する可能性のある「デメリットもある!」ということを頭の中に入れておく必要があります。
子宮筋腫の「根本治療は摘出手術」とおっしゃる方もおられますが、実際に摘出手術をしたにも関わらず数年後に「筋腫が再発した!」という事実があるということも忘れてはいけないでしょう。
このように子宮筋腫が再発する現実をみると、筋腫摘出手術は根本治療ではなく、対症療法の一部だと
考えた方がいいようです。
40代の女性の30%に子宮筋腫があるということから、「誰でも患う病気」という認識が大勢を占めていると言っても過言ではないでしょう。
しかし、子宮筋腫が大きくなるに従って、様々な不都合が体に現れることも否定できません。
下腹部痛をはじめ、頻尿、生理時の多量出血などの異常が現れてきます。
早期から筋腫による酷い症状から抜け出したいため、摘出手術を行って頂いて解放されたいという方も多いですが、お子さんを望まれているのなら、子宮全摘手術は絶対避けるべきですし、手術のリスクや後遺症を念頭に入れて子宮筋腫の処置を考えなければいけません。
子宮筋腫・摘出手術のメリットとデメリット
子宮筋腫の摘出手術において、最初に考えるべきことは子宮を残すべきか、否かになるでしょう。
お子さんが欲しいのであるなら、妊娠が可能な子宮を残す手術・子宮筋腫核出術を行うことになりますし、お子さんを望まない状況の場合では、筋腫と子宮すべてを取り除く子宮全摘術を行うことになるでしょう。
筋腫を摘出する手術には、お腹を切る開腹手術があります。
また、お腹に穴を開けて手術する腹腔鏡手術やお腹を切らない、穴も開けない子宮鏡下手術、膣式手術もあります。
この場合の手術は内視鏡を使うことになります。
開腹手術のメリット・デメリット
一般的に行われる手術です。
● メリット
・手術が短時間で終わる。
・比較的安全に手術できる。
● デメリット
・お腹に傷が付く。
・手術後に痛む。
・入院期間が長い。
腹腔鏡手術のメリット・デメリット
お腹にガスを注入して膨らませ、お腹に小さな穴を数個開けて腹腔鏡を見て手術を行います。
● メリット
・傷が小さい。
・体への負担が少ない。
● デメリット
・手術時間が掛かる。
・細かい手術ができない。
・対応している医療機関に限りがある。
子宮鏡下手術のメリット・デメリット
子宮内に液体を注入して子宮を膨らませ、子宮口から内視鏡を挿入してモニターを見ながら摘出手術を行います。
● メリット
・お腹に傷が付かない。
・手術後の痛みが軽い。
・出血が少ない。
・卵管閉塞や腸閉塞などの癒着の心配がない。
・入院期間が短い。
● デメリット
・摘出できる腫瘍の大きさに限度がある。
膣式手術のメリット・デメリット
膣を通して筋腫を摘出するので、苦痛や負担が少ない手術です。
● メリット
・お腹に傷が付かない。
・手術後の痛みが少ないく、回復が早い。
● デメリット
・手術が難しい。
・対応している医療機関に限りがある。
手術方法によっては内視鏡を使ったりするので、それなりに特殊な技術トレーニングを必要とするため、どこの医療機関でも行っているということではないのが、最も大きなデメリットと言えそうです。
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