子宮にできる良性腫瘍として、多くの女性に発生しているのが子宮筋腫ですが、似ているものに子宮ポリープと言うものがあります。
普通聞くポリープは、歌手の方がノドにポリープができたので手術で切除した!と、マスコミ等で話題になることもありますから、ご存知の方もいらっしゃると思います。
ノドにできるポリープは、声を使いすぎることによって声帯の粘膜組織にできる良性の腫瘍です。
・・・が、何か似ている!と思われた方も多いのではないでしょうか?
そうですね、子宮にできる良性の腫瘍と言えば、子宮筋腫です。
子宮にできる良性腫瘍の子宮筋腫と子宮ポリープとの違いはどこにあるのでしょう?
子宮ポリープに悪性は無いのでしょうか?
女性なら気掛かりのことだと思いますから、子宮筋腫と子宮ポリープの違いなどを調べてみました。
子宮筋腫と子宮ポリープの違い
< 子宮筋腫 >
・子宮筋腫は子宮の筋層にできる腫瘍で、子宮の内側にできるものを粘膜下筋腫と言い、子宮の筋肉の中にできるものを筋層内筋腫、子宮の外側にできるものを漿膜下筋腫(しょうまくかきんしゅ)と呼ばれる良性の腫瘍です。
・発生源は筋層の異常増殖です。
・できる腫瘍の数や大きさは様々です。
・生理の時に月経痛や月経量の多くなったり、腰痛、頻尿、便秘などの症状が見られます。
・妊娠し難くなったり、流産しやすくなったりします。
・原因は女性ホルモンが影響していると言われ、ホルモンの分泌が減少する更年期に入ると、筋腫も小さくなって行きます。
・生活に支障のある症状が出ている場合は、摘出手術や「子宮動脈塞栓術(UAE)」、「集束超音波治療(FUS)」などで治療することになりますが、筋腫が小さくなる更年期まで薬物療法を行う場合もあります。
< 子宮ポリープ >
・子宮ポリープは子宮の粘膜にできる良性の腫瘍で、子宮の内膜にできるものを子宮内膜ポリープと言い、子宮の頚管(けいかん)にできるものを子宮頚管ポリープと呼ばれ、柔らかいキノコ状の腫瘍です。しかし、稀に子宮内膜ポリープにガンができることもあります。
・子宮ポリープのほとんどは子宮頚管ポリープで、大きさは数ミリ程度から2~3センチになります。
・発生源は粘膜の異常増殖です。
・不正出血や激しい生理痛、軽い貧血などの症状が見られます。
・妊娠し難いとの報告もあります。
・原因は詳しく分かってはいませんが、子宮内膜ポリープは女性ホルモンのエストロゲンの影響によるもの、子宮頸管ポリープは感染症や炎症が原因と考えられています。
・ポリープが1センチを超えたり、悪性(ガン)が疑われる場合、さらに不妊の原因になっている時には手術でポリープを切除することになります。
子宮筋腫と子宮ポリープは、どちらも良性の腫瘍なのですが、時として悪性の可能性も否定できませんので、生理の時などに異常な症状が見られた場合は、早急に婦人科で診察を受けるようにしてください。
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