子宮は、子宮体部が前方(お腹側)に曲がっている「子宮前屈」が通常なのですが、逆に背中側に傾いているものを「子宮後屈」といいます。
以前は、病気の一つの考えられており、手術が行われることがありましたが、現在では治療の対象にはなっておりませんので、当然手術などは必要ありません。
子宮後屈の症状は、子宮前屈の女性と比べて生理痛や下腹部痛が、起こりやすくなるという特徴があります。
また骨盤周辺の血管の圧迫により血流が悪くなって、腰痛がおきることもあります。
しかし、このような症状は、子宮後屈のよって引き起こされるというのではなく、子宮後屈の原因になっている骨盤内での炎症や子宮内膜症によって起きているのです。
子宮後屈の検査は、内診や超音波検査によって行われます。
内診では、膣の中に指を入れて、子宮の向き・大きさ・形を調べます。
膣に指を入れることが困難な場合には、肛門に指を入れての診察になります。
超音波検査には、腹部エコーと経膣エコーがあります。
腹部エコーは、腹部に超音波発信機を当てて検査をします。
経膣エコーでは、発信機を直接子宮にあて検査を行います。
子宮後屈が先天的なもので症状がないのなら、特に治療の必要はないでしょう。
また、妊娠・出産により、子宮が正常な位置に戻ることもあります。
PR